プリンの器を作ってくれたのは森永製陶所の森永淳俊さん。
普段使いの飽きの来ない器作りをテーマとされています。
器にのせられた植物やお料理をより美しく見せられる名脇役の器にこだわっています。
とっても控えめなこだわりには森永さんの陶芸に向かい合うひたむきさを感じます。
まほらファームのいちじくの剪定枝を釉薬にしたことが森永さんとの出会いのきっかけです。
写真の薄緑の器がいちじくの釉薬です。
来年はピオーネの剪定枝にチャレンジしたいと言われてました。
実は今回のプリンの器にも岡山県北美作地域の土がブレンドされています。
地元の土を自分で探し堀に行くそうです。
それから、こっそりと器の底には年号が刻印されています。
この2014年のカップは世界に100セットしかありません。
美味しい牛乳があるんです。
永禮牧場はなんと
津山の住宅地のど真ん中鶴山小学校のすぐ裏にあります。
約50頭のお乳を絞れる牛(搾乳牛)と、仔牛ちゃん(育成牛)20頭の生育牛を飼っています。
津山市民でもそんな街中に牧場があるなんて知らない人が多いのではないでしょうか。
永禮牧場の牛乳はホルスタイン種であるにもかかわらず、
脂肪分が高く平均約4%(一般的には3.5%)
しかも、餌の牧草は地元の休牧扡を利用して、ほとんど自分で育てています。
津山の牛は津山の餌がうめーに決まっとるじゃろー と
外的要因に左右されず、最高品質の牛乳を安定的に作ることを目指しています。
「まほらプリンほまれ」の美味しさの秘密1
すばらしい卵があるんです
まほらの仲間の岡本俊則さんはこの道30年の養鶏家。
青年海外協力隊でアフリカまで養鶏を指導しに行くほど養鶏にそして循環農業に熱い。
岡本さんが目指すのは何も説明しなくてもお客さんから
「岡本さんの卵おいしーなー」って言われる卵
そのためには鶏が機嫌よく生活できる環境を整えること。
喧嘩っパヤイ鶏が傷ついてしまわないように1羽ずつゲージ飼い。本来なら2羽入れるゲージに1羽づつ。
無理に元気がなくなるまで産ませないこと。
栄養バランスの整ったきちんとした餌を過不足無くやること。
「養鶏家として当たり前のことをやっているだけです。
何も特別なことはしていません」
と、愛おしそうに鶏を見ながら語ります。
津山市内のガッツある農家が集まるまほらが
まほらでしか出来ない、特別なプリンを開発しました。
設立当初から夢見てきて、やっと完成した
温めに温めたプリンです。
その日の朝しぼりたてのミルク(永禮牧場)と
その日の朝うみたて卵(岡本農園)を使って
その日のうちに作ったのがまほらのプリンです。
農家でしか味うことのできなかった生まれたての味!
こだわり素材をそれぞれに生かした二層構造(地元洋菓子店アンジェ指導)です。
まほらのスタッフ以外にも、たくさんの方に協力頂いて
名前の通り津山の地域の ほまれ となるプリンに仕上がりました。
器は津山の陶芸作家 森永敦俊 さんが一つ一つロクロをまわして作り、
コースターは高級民俗織物の作州絣(かすり)
これから瓦版でも詳しい中身を少しずつ紹介しますので 、
どうぞお見知り置きください。
こだわりが強く、年間100セットのみの受注生産しか出来ませんが、
日頃の感謝の気持ちと、地域のつながり、まほらの設立の思いを忘れないためにも
毎年作って行きたいと思っていますので 、どうぞよろしくお願いします。